投稿(妄想)小説の部屋 Vol.3
コンコン。
アー『桂花。用意は出来たか?』
お邪魔するよ とアシュレイが顔を出す。。
控え室の中央 純白のドレスを着た桂花が椅子に座りベールをつけるところまで用意をしている。
アー『うわぁ♪綺麗じゃん!』
その声に花の様に微笑む桂花。つられてアシュレイも微笑んだ。
今日は 桂花の働く某デパートが都内に大々的に新規出店し
有名デザイナーによるウェデイングドレスと
ジュエリーアクセサリーの合同発表会を開催する事になっている。
桂花はその目玉のドレスとティアラを付けた花嫁役の一人なのだ。。
桂花『あの方は?』
アー『あいつ?まだ見てないな。』
桂花『。。そうですか。。』
アー『あ、出番までには絶対見に来るといっていたぞ!取材そっち抜けで!』
微笑みが消え 曇り顔を見せた桂花にアシュレイは大慌てで励まそうとするが
桂花『いいえ。。来られないのなら仕方ありません。
お仕事を放り出す様なことをして欲しい訳でもありませんし。』
そう言いながら桂花だって年頃の女性。
ウェデイングドレスは愛する男性(ひと)の為だけに着たいもの。。
仕事でやむをえないとはいえせめて一番最初にこの姿を見て欲しかったのに。
アー『でも、もしかしたら来ているかもしれない。絶対顔だすって!』
アー(柢王なにやってんだよ!もうすぐ出番が来ちまうじゃんか!
絶対行くと言ってたのに!)
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