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投稿(妄想)小説の部屋 Vol.3

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No.108 (2007/05/09 22:33) title:統一地方選挙(6)
Name:モリヤマ (i220-221-231-207.s02.a018.ap.plala.or.jp)


 
アー 「いったいどこ行ったんだ、アイツはっっ!」
江青 「申し訳ございません」
アー 「…なんでおまえが謝るんだっ。おまえのせいじゃないだろっ」
江青 「はぁ…それはそうなのですが…」
 
 つい謝ってしまう、人のいい江青だった。
 
 ここは天主塔内の一室で、現在はティアの選挙事務所。
 今こそ一致団結して、選挙へGO!直前だというのに、肝心のティアが
いつも決まった時間になると消えるのだ。
 
アー 「執務室にもいない、誰も知らないって、いったいどうなってんだ…っ!?」
 
不審がるアシュレイに、江青はただおろおろとするばかり。
 
江青 (本当に、守天様はいつもどこにおいでなのか…。
     いや、今はそれよりも、守天様が戻られる前に、
     まずアシュレイ様に落ち着いていただかなくては……!)
 
 でないと、最悪、守天が消し炭にされてしまうやも……
(守天には最強の結界があるし、第一アシュレイがティアに向かって火技を繰り出すはずがないのだが)
……と、江青の血圧がはあがるばかりだ。
 
『あしゅれい、遊ボー♪』
 
江青 「でででででで……っっ」
 
「出たーーーーーーーーー!!」
なのか、
「デンゴン君…!?」
なのか、
今回も突然現れたデンゴン君に、どっちの「で」か推理不能な言葉を発し、
とうとう江青は意識を手放し、その場にくず折れそうになった。
 
アウ 「危ない…大丈夫か、江青殿」
 
 突然現れたアウスレーゼ、江青を抱き寄せ、捕獲。
 
江青 「あ…アウスレーゼ様。も、申し訳ございませんっ…」
アウ 「気にするな。少し休むがよい。そこの長椅子まで我が運んでやろう」
江青 「…え? ええっっ!? あの、ああああ(←アウスレーゼ様?)」
 
 そうして、青くなったり赤くなったり大忙しな江青、お姫様抱っこで長椅子へ。
 
アー 「……江青だって、ぶっ倒れるまで選挙の…いやティアのために
    働いてんのに…アイツと来たらっ…!」
 
 その頃、暉蚩城から戻った守天は、疲れのため今は寝室でやすんでいた。
 アウスレーゼとデンゴン君は、この事務所部屋に来る前、それを見届けてやってきたのだ。
 
アウ 「アシュレイ。そなたが心配なのも分かるが、」
 
 アウスレーゼが守天のフォローをしようとした、そのとき。
 
『ぷらとにっく ッテ 誰カヲ運ブコト ナノカ?』
 
アー 「は!? なんだ、そのプラ…と、ニックって」
『我モ 微妙ニ理解不能。今度、てぃあらんでぃあノ 秘書ノ つんつん ニデモ 聞イテミル』
アー 「あー!? なんであんな奴に!!」
『ダッテ、つんつん、あしゅれい ヨリ オ年寄リポイ。キット ソノ分 イロイロ 物知リ』
アー 「…まぁ、そういう理由なら仕方ねぇな」
江青 「あ、あの…。ツンツン、というのは、もしや……」

 ふらつく身体をアウスレーゼに支えられながら、江青がおそるおそる尋ねる。
 
アー 「アイツだろ」
『ソウソウ、アイツ』
江青 「…ですか。やはり…」
 
 「アイツ」だけで江青にも分かったのは、天主塔に来ていろいろと鍛えられたからだ。
 
(桂花殿は冷静な人(?)だし、私などが心配することではないのかもしれないが…)
 
 この後の桂花とアシュレイ(with デンゴン君)のバトルを思うと、やはり今のうちに
失神しといたほうがよかったのかも…と思う江青だった。
 そして、そんな物思いに沈む江青の肩を抱き、満足げに見守るアウスレーゼ。
 江青は、まだ気づいていない。
 誰よりも、いま最もデンジャラス・ゾーンへの入り口に立っているのは、自分だと。
 
 
↑その頃のアシュレイとデンゴン君。
 
アー 「でも、プラとニックって、いったいどこの誰なんだ」
『誰? 人ナノカ?』
アー 「違うのか? んじゃ、なんだ、いったい。ますますわかんねぇ」
『デモ、ソウイエバ、あうすれーぜハ 「ぷらとにっくシタイ」トカ言ッテタ』
アー 「プラとニックとしたいってーーーー!? なんか、あいつが言うと、
    すごいやらしい感じ……3人でってことか? 考えたくねーっ」
『ナニ、ナニ? あしゅれい、我ニモ 教エテ』
アー 「…いや、俺の口からは言えねぇ。悪い。アイツに聞いてくれ」
『エエーーーーーッッ。ソンナ殺生ナーッ! ダッタラ あしゅれい、つんつんノトコロニ
 連レテッテ! あしゅれい、連レテッテ!』
アー 「ほんと、おまえ可愛いぜっ。(←デンゴン君を抱きっ!)
     ……あいつはここで待ってりゃ、そのうち来るって。な!」
 
 おねだりデンゴン君にメロメロな、アシュレイだった。
 
 
 


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